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===いけばなを通じて引き出される内面とはなんでしょう。
作法や技術を身につけ、お道具の見方がわかるようになるのももちろん重要なことですが、伝統文化を学ぶにあたり、なによりも大切なのは、無心になって花をいける、お茶をたてるという、静寂の時間を過ごすことにあると思います。感受性が豊かで、自身の生き方を決めていく時期に、内面と向き合う時間をつくるのはとても有意義なこと。仕事や恋愛に没頭し、駆け足になっている自分を静かに客観視し、本当に必要なこと望むことを、いけばなを通じて見つけてもらえればと思います。
食にしても音楽にしても、年齢とともに「和」の良さに気づいて、より深く知りたいという好奇心がわいてくるようですね。伝統文化の精神や物の見方、哲学を学ぶということは、そっくりそのまま現代生活にうつすわけではないけれど、ライフスタイルのひとつの基準が増えることだと思います。 |

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===今の20代女性に足りないと思うことはありますか。
そうですねえ…。今の若い世代の方々は、どちらかというと、表現したり主張したりする方に傾いた教育をうけられていますよね。自分を抑制したり譲り合ったりする余裕があまりないかもしれません。違った考えや状況を受け入れたり認めたりする包容力が備わるといいなと思います。
===生徒さんから言われて嬉しかったことはありますか。
結婚が決まった女性が「伝統文化を学んでいたことを彼が評価してくれた」と報告してくれました。ひと昔前のように、いけばなやお茶を習っていることが、直接女性らしさの証につながる時代ではなくなりました。外見の流行やファッションを追うのも大切だし楽しいけれど、それと両立して、静かで謙虚な心を保ち、意欲にあふれる姿勢で伝統文化を学ぶ様子は、まわりの人から見ても魅力的にうつるのでしょうね。 |

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===池坊お茶の水学院では、華道を中心に、お茶や着付まで学べるのですね。
着付を習って着物を着られるようになったけれど、着て行くところがない、だからお茶を初めたという方がいらっしゃいました。和の文化には相互に通う精神があります。華道、茶道、香道、着付と、今ここで学んだことがまたほかのところで必ずいきる。知識や教養全般にいえることですよね。
===仕事を持っている私たちには土曜日のコースが魅力です。
このコースの生徒さんは仕事を持つ若い女性が多いです。休みの日の一日は、日常を離れ自分を磨くことに使いたいという方々。華道人として芸術性を高めていく人もいますし、ビジネスとしてフラワーショップを展開したり、フラワーアーティストを目指す人もいます。志を同じくした人が集っているのでとてもよい刺激になるようですよ。 |
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