[2008年4月10日12時44分]
4人の死刑執行=資産家女性殺人の岡下確定囚ら−2月以来、鳩山法相下3回目
鳩山邦夫法相は10日、資産家女性ら2人を殺害した岡下(現姓秋永)香死刑囚(61)=東京拘置所=ら4人の刑を執行したと発表した。死刑執行は2月1日以来で、鳩山法相下では3回目、計10人。これにより、未執行の確定者は104人となった。
鳩山法相は「わたし自身も記録を徹底して精査し、執行を命令した。人数や間隔はたまたまで、意識したことはない。これからも粛々と行う」と述べた。
執行されたのはほかに、女子高校生を誘拐し殺害した坂本正人(41)=同=、宝石商夫婦を殺害した中元勝義(64)=大阪拘置所=、元同僚の男性ら2人を殺害した中村正春(61)=同=の3死刑囚。
法務省や確定判決によると、岡下死刑囚は1989年、東京都杉並区の資産家女性の土地を勝手に売却して約2億円を詐取。発覚を防ぐため女性を殺害した上、詐欺事件を共謀した元保険代理業の男性も岐阜県の山林で射殺した。
坂本死刑囚は2002年、群馬県大胡町(当時)で女子高校生を連れ去り、首を絞めて殺害。生存しているように装い、両親から身代金23万円を奪うなどした。
中元死刑囚は82年、大阪府和泉市の宝石商夫婦宅で、夫婦を小刀で刺殺し現金を奪った。中村死刑囚は89年、滋賀県内でホームレス男性と元同僚男性に睡眠薬を飲ませるなどして殺害。いずれも遺体を切断し、山林に捨てた。(了)
岡下香(おかした・かおる)、秋永(あきなが)、坂本正人(さかもと・まさひと)、中元勝義(なかもと・かつよし)、中村正春(なかむら・まさはる)、大胡町(おおごまち)
[時事通信社]