自分が就職活動をしていたときのことを覚えていますか? 毎日が緊張の連続だったり、なかなかうまく受け答えができなかったり……。その就職活動に成功して数年、気がついたら、今度は自分が面接をする側になっていたという人もいるのでは。面接官を経験したことのある働く女子に、面接をして感じたことを聞いてみました。
■質問にドキッとします(30歳/人材派遣)
「初めて面接をすることになったとき、同席する上司に『面接するからには、自分が何でこの仕事をしているのか、何でこの会社で働いているのか、しっかり考えておいたほうがいいぞ』と釘をさされました。いざ面接本番になってその意味に気づきました。就活生から、こちらが『ドキッ』とするような質問をされることがあるんです。自分も試されているんだと思いました」
一番ドキッとしたのは、「御社で働いていて、一番よかったと思うことをお聞かせください」という質問だったのだとか。
■ついつい応援したくなる(29歳/出版)
「あまりに緊張している就活生を面接すると、こっちまでつられて緊張してきます。私が就職活動をしていたときも同じようにガチガチに緊張していたので、まるで昔の自分を見ているような気分に……。だからつい、心のなかで『落ち着いて、落ち着いて』と唱え、就活生を妙に応援してしまいます。もちろん審査に関しては別問題ですが」
応援したくなりつつも、冷静に審査しなくてはいけないからつらいところです。
■自分と比べてしまいそうに(33歳/広告)
「私が就職活動をしていたころに比べて、今の就活生はずっとしっかりしている気がします。受け答えもはっきりしているし、自分の考えもきちんと相手に伝えられるし。ときどき、彼らと同じ時期に就職活動をしていたら負けていたかも、なんて思うことがあります」
「見当ちがいな受け答えをしてしまって、面接官に苦笑いされていたころの自分と比べてしまう」のだとか。面接官も、就活生から学ぶことは多い?
■モチベーションが上がる?(26歳/通信)
「グループディスカッションをしたときのこと。私はその様子を記録する係だったのですが、毎回、就活生の勢いのよさにたじたじ。同じ係をしていた同期とつい、『やっぱり会社の会議もあれくらいパワー全開でやるべきだよね……』と反省。就活生のパワーを前に、自分のモチベーションが枯れてやしないか思わず自問自答しそうになりますね」
自分のモチベーションが上がるきっかけになる人もいるようですね。
■背筋が伸びたり伸びなかったり……(30歳/建築)
「面接のとき、私は就活生の声の出し方や姿勢に注目してしまいがちなのですが、やはり姿勢がいい人ほど好感を持てます。つられて自分の背筋が伸びることも。かと思うと部長は猫背なままなので、気になって『思わず背筋が伸びたりしませんか?』と聞いてみたら、『こっちの猫背につられる人も中にはいるかもしれないから、俺はそういうところを見たい』とのこと。面接官もそれぞれ、自分なりの向き合い方を持っていたりするようです」
ちょっと考えさせられる上司さんのコメント。面接官もそれぞれですね。
なかには「昔、面接で緊張のあまり泣いたことがあって、そのときトイレまで連れてってくれた面接官がいた。もし面接で泣いてしまう人がいたら、自分がそのときしてもらったように接したい」(35歳/出版)なんて声も。面接官だって人間です。就職活動時も、面接する側となった今も、面接が「成長」の機会を与える場ということに、変わりはなさそうです。
(栗林弥恵/プレスラボ)
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