先日、厚生労働省から、女性ひとりが一生に産む子供の人数(=合計特殊出生率)が上昇したと発表がありました。一方、出産しやすい年齢の女性人口は減り続けており、依然少子化傾向が続いているとみられています。働く女性を応援するWebサイト「escala cafe(エスカーラ・カフェ)」では、「出産・少子化」について、Webアンケートによる調査を実施。出産適齢期でまだ子供のいない女性たちに、「将来子供がほしいと思っている」かたずねると、76.4%の女性が「ほしい」と回答。さらに、出産を希望する女性のうち79.0%が「第二子以降もほしい」と考えていることが明らかになりました。
また、第一子の出産年齢は「30歳」を希望する回答者が27.5%と最も多く、全体の3割近くを占める結果に。第一子と第二子の年齢差は「2歳」が46.7%で最も多く、「3歳」が34.8%と、2-3歳差で2人目の出産を考える女性が多いようです。30歳を出産のボーダーラインとした理由は、「今はまだやりたいことがあるので、それを終えてからほしいと思う(27歳/独身)」「独身、新婚2人きりの時間も楽しみつつ、若いママとして過ごせる時間もほしい(23歳/独身)」といった、もう少し自身の生活を楽しんでから子育てをしたい女性と、「30代に突入すると体力的に子育てがきつくなると聞いたので、なるべく早いうちにほしい(25歳/独身)」「将来的に2人子どもを生みたい。35歳以上で出産は大変そうなので、逆算して第一子は30歳(27歳/独身)」など出産・育児の適齢期から生涯設計をする女性に二分。「仕事にひと区切りつきそう(26歳/独身)」「子どもが大学を出るまでは現役で働いていたい(29歳/既婚)」と考える女性も多く、仕事と出産・育児の兼ね合いという課題が改めて浮き彫りとなりました。
ちなみに、「子どもはほしくない」と答えた回答者に理由を問うと、「年齢的に、自分が理想とする子育てができる体力はもうないと感じる(34歳/独身)」「子どもがいる働くママさんを見ているとすごく疲れている(26歳/既婚)」といった体力面を危惧する声や、「経済状況や環境面、自分たちの夫婦の性格などを考えると子どもを産み育てていくことに自信が持てない(27歳/既婚)」といった不安、「震災を経験して、子どもを持つと身軽でいられなくなるし心配も増えるので、ほしくないと思った(26歳/独身)」という意見も。「DINKが理想。子どもを持つことによる幸せと、子どもがいないことで自由な生活ができる幸せを比較したときに、私にとっては後者のほうが価値のある幸せだと思っている(25歳/既婚)」など、仕事と子育ての両立を諦める女性の姿もありました。
女性のキャリア進出や結婚年齢の高齢化、雇用情勢の悪化など、さまざまな要因から起こっている出産年齢の高齢化。それでも、8割近くの女性が「出産をしたい」と考えています。そのためには、夫をはじめとする家族の協力や職場の理解が必要不可欠。パートナーがいる人は、生涯設計を今一度確認し、来るべきときに備えてはいかがでしょうか?【ライター/斎藤若菜】
『escala cafe』にて2011年6月にWebアンケート。有効回答数305件(escala cafe会員)。
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